69年発表。1曲目からミーターズのよう。ミーターズのデビュー作が69年5月、対してガレスピーの本作が9月と、僕は偶然とは思わない。
ビパップ創始者の1人ガレスピーはこの時既に52歳と半ば生きる伝説であったろうに、曲によってはギターやコーラスに主役を譲りバンドの一員として収まっている。
タイトルの通りソウル色の強い内容で、ファンキーなリズムの曲もジャズファンクと呼べるノリでなく、スタックス/ボルトの諸作に近い質感である。
ハービーマンのUnderground のようにジャズファンよりソウル好きのハートをがっちり掴む好盤。